【JAところ通信】6月5日に降雹被害が発生しました

6月5日(金)午後1時30分頃、常呂町福山、日吉地域で降雹被害が発生しました。

被害に遭われました組合員の皆様には心より、お見舞い申しあげます。

 

5日の午後1時ころ、西部より暗くなり、気象庁のレーダーではサロマ地域で紫色の降雨エリアを確認、午後1時30分頃に福山地域、日吉地域を中心に2センチメートル程度の降雹と町内全域に短期集中豪雨がありました。

2020年6月5日午後1時のレーダー画像(出典:日本気象協会)佐呂間町で強い降水域が発生

2020年6月5日午後2時のレーダー画像(出典:日本気象協会)強い降水域が帯状となり常呂町を通過

2020年6月5日午後3時のレーダー画像(出典:日本気象協会)降水帯が網走市を抜け海へ

2020年6月5日午後0時の天気図(出典:気象庁)寒冷前線が通過

強い降雨帯が佐呂間町から常呂町を通過し網走市に向け進んでいくのがよくわかります。当時は寒冷前線が通過していました。

降雹を受け、午後3時ころ、4つの調査班で現地の被害状況を調査、降雹被害エリアは被害の大小合わせ520ha余りとなりました。

その他、強い降雨により一部圃場で土砂の流失、降雹による建物や自動車等の被害もありました。

雹により被害を受けたてん菜の葉

降雹により折れた玉葱の葉

降雹により折れ曲がった小麦の穂

降雹直後は気温が急激に下がり、辺りは濃霧に見舞われた

雹は直径2cm程度

雹の表面は凹凸があり、威力は高い模様

今回の降雹被害で、特に被害程度の深刻な一部の圃場ではやむを得ず廃耕となる見込みですが、それ以外の圃場については影響は残るものの生育期間中に回復が期待できそうです。

組合員への降雨・降雹に対する臨時技術情報については、組合員専用ページに掲載しますのでご覧ください。

今後の天候に期待し、豊穣の秋を迎えることを願っています。