取引先から「常呂の芋がほしい」と言っていただけることが、生産者にとって何よりの誇りです。品質への信頼を守りながら、産地を未来へつないでいくために―。常呂町加工馬鈴薯生産組合を率いる藤澤組合長に、産地への想いや今後の展望について伺いました!
「産地を守ることが、信頼を守ることにつながる。」
「産地として目指すのは、取引先が求める品質と数量を安定して届けることです。」
そう語るのは、常呂町加工馬鈴薯生産組合の組合長・藤澤さん。長年積み重ねてきた産地の信頼を次の世代へつないでいくことが、組合長としての大きな役割だと考えています。
そのために大切にしているのが、産地全体の作付面積を維持していくことです。一戸当たりの作付面積は年々大きくなり、生産者の負担も増えています。JAのコントラクター事業などの支援は、安定した産地を維持するうえで欠かせない存在です。
「近年は資材価格の高騰や気候変動など、農業を取り巻く環境も大きく変わってきました。だからこそ、栽培技術の向上や試験栽培を続けながら、この土地に合った品種を模索し、将来につながる産地づくりを進めていきたいですね。」
品質へのこだわりは、生産者の誇りでもあります。
「取引先から『常呂の芋がほしい』と言っていただけることが、本当にうれしいんです。その言葉は、長年積み重ねてきた産地への信頼だと思っています。だからこそ、その期待に応えられる品質を届け続けたいんです。」

広大なじゃがいも畑で、実りへの期待を込めて笑顔を見せる、組合長の藤澤さん
一年で一番うれしい瞬間は、やはり収穫のとき。
「きれいで大きなじゃがいもが採れたときは、やっぱりテンションが上がりますね(笑)。妻と『今年もたくさん採れたね』と笑顔で収穫の喜びを分かち合う時間は、毎年の楽しみです。苦労も喜びもともに積み重ねてきた妻と、その一年の実りを喜べることが、何より幸せな瞬間です。」

収穫したじゃがいもを、妻のとともに機上選別する藤澤さん。夫婦で息を合わせて収穫作業を進めています
自分たちが育てたじゃがいもは、全国各地の工場へ運ばれ、多くの人に親しまれる大人気商品へと生まれ変わります。
「私自身も生産者の一人として、商品を買うと、ついQRコードを読み取り作物の作り手の紹介やコメントも見てしまいます。私たち生産者は、消費者の皆さんの『おいしかった』という声をいただくと、本当に励みになります。みなさんもぜひ、QRコードから私たち生産者の思いにも触れていただけたらうれしいです!」
産地を守ることは、品質を守ること。そして、その先にいる消費者との信頼を守ることでもあります。藤澤さんの言葉からは、常呂産加工馬鈴薯への誇りと、次の世代へ産地をつないでいこうとする強い思いが伝わってきました。

