ところといえばカーリング!発祥は、農家と漁師の冬遊びからだった

カーリング
昭和の時代はまだ屋外でのプレーだった

「作業がなくなる冬の間に、みんなで楽しめるものはないか」

ところ町のカーリングの歴史は、1980年の北海道ーカナダ・アルバータ州の姉妹提携締結までさかのぼります。交流イベントでカーリングを初体験した小栗祐治さんは、農家や漁師がみんなで楽しめるスポーツになると考え、町に広める努力をしました。当時は専用の道具ではなく、プロパンガスのボンベを改良したストーンに、氷磨きのブラシとして竹ぼうきを代用。競技は屋外で行っていました。氷作りは大変ながらも懐かしい想い出で「夜中にグランドの真ん中に水を撒いてリンクを作った」と言います。試合がない日も集まって、リンクの整備をしながら語らい合う。町民の社交の場としてカーリングは地元に根付いて行きます。

カーリング集合写真
89年の国体には、全道から男子32チーム・女子12チームが参加

『日本初』から、やがて『聖地』へ
カーリングがところ町に運んだ夢

「はまなす国体」の開催にあわせ、ところ町に日本初となるカーリング専用の屋内施設が1988年に完成。小栗さん自らが行ってきた、カーリング選手のスカウトや選手の育成の結果もあり、ところ町のカーリング技術は向上していきます。1998年にはカーリングがオリンピックの公式種目となり、「ところ町出身のメダリストを輩出すること」がみんなの夢となりました。その後は皆さんがご存知の通り2018年平昌オリンピックでメダル獲得という悲願を見事達成しています。ところ町ではオリンピアンがプレイしていたり、生徒を教えていたりという光景が当たり前に見られます。「みんなで楽みたい」という小栗さんの想いは、いまもところ町の中に流れ続けている。

カーリングまめ知識

みんなで楽しむレクリエーション

オリンピック選手になるには相当な訓練が必要ですが、カーリングを楽しむことは誰にでもできます。4人ずつ2つのチームに分かれて氷上のストーンを目標に近づけるスポーツ。ストーンはごく弱い力でも回転がかかり軌道が変わっていく。そのため「相手がどんな軌道を攻めてくるか」という想像力や、攻撃に対する戦略力が必要となるマインドスポーツと言われます。初めてのプレイでも、チーム内でコミュニケーションをとりながらストーンを滑らせるのはとても楽しいもの。先天的な身体能力は必要とされないため、練習すればするほど上達します。10代~80代まで年齢層に関わらず一つのチームで楽しめるスポーツは珍しいかも?

カーリングのあけぼのにビールはつきもの?

カーリングの発祥はスコットランド。湖があり冬は寒い、ところ町と似ている地域で生まれました。スコットランドで盛んに行われていたゴルフの冬版といった趣きで、地元に広がっていったそうです。冬の寒さの中、ウィスキーやビールで体を火照らせ、ストーンを投げる。当時は「競技」というよりローカルな娯楽で、他のエリアには広がりませんでした。カーリングが一躍スポーツとしての地位を築くのは、スコットランド移民がカナダに暮らすようになってからなのだそう。ところ町でも、カーリングを始めたころは町民がビール片手に語らい合いながらプレイをしていました。カーリングの黎明期にはビールがつきもののようですね。

アドヴィックス常呂カーリングホール写真
国際大会開催規格に準拠。国内最大の競技場数6シートを備える

アドヴィックス常呂カーリングホール

一般での観光体験も可能で、近年は学校の授業や社会人の研修に利用されることも多い。トップチームの練習を間近で見られる貴重な場所です。

  • 場所:北見市常呂町字土佐2番地2
  • 開館時間:
    平日・土曜日 午前10時~午後10時
    祝日・日曜日 午前10時~午後5時
    (月曜日・年末年始は休館)
  • 利用申込:0152-54-1099までお問い合わせください