【JAところ通信】にんにく部会が常呂中学校の農業体験学習を行いました
令和4年6月21日、22日の2日間、常呂町内のにんにく生産農家で組織する「常呂町にんにく耕作者部会」(以下、にんにく部会)は、常呂中学校2年生を対象とした総合学習「生き生きタイム」で、出張授業と農作業体験学習の受入れを行いました。この取り組みは地元の産業を体験し、ところピンクにんにくをはじめとした地域の農産物を知ってもらおうと、にんにく部会が毎年行っているものです。
21日は、にんにく部会の山内英之部会長と、JAところ販売課の早坂職員が講師として中学校を訪問し授業を行いました。授業では、常呂町の農業を紹介したほか、ところピンクにんにくの植え付けから販売するまでの1年間の流れを写真や動画を使って解説しました。
生徒たちは「形の悪いものはどうするのですか?」「一番大変な作業は何ですか」などの質問をあげ、回答を熱心に聞き入りノートに取っていました。
授業の最後には、JAところが今年夏に製造を計画している加工品サンプルを試食し、生徒に商品名を考えてもらう試みも。良い提案があれば、来年の製造分から採用したい考えです。
22日は、生徒がところピンクにんにく生産農家を訪問し、にんにくの芽を刈り取る作業を体験しました。生徒は「初めてする作業なのでとても楽しい。農作物は、農家のみなさんが大変な作業を経て生産されていることが分かりました」と話しました。
授業や作業体験の中で生まれた疑問を直接生産者に質問する時間が設けられ、この日も活発な質疑応答がありました。
実習を受け入れた農家は「地元の子供たちに、農作業体験を通して農業を身近に感じてもらうことができて嬉しい。また、”芽取り”は人員が多く必要な作業なので、子供たちが手伝ってくれて助かった」と話しました。
◆北海道農政事務所北見地域拠点のフォトレポートに掲載されました◆
◆ところピンクにんにくinformation◆
ところピンクにんにくは、9月下旬ころから10月上旬にかけて播種(はしゅ)を行い、冬は土壌凍結とともに休眠状態となり、寒冷な気温や寒風に萌芽を直接晒すことなく雪解け後の春に萌芽します。越冬するために蓄えた栄養成分が、ところピンクにんにく最大の特徴である風味や香りの強さ、生で食した時のピリリとした強い辛みの元となっています。
収穫期は7月半ばころ、乾燥や選別作業を経て、9月頃から販売を行います。
令和3年産のところピンクにんにくは大好評により完売となり販売を終了しております。令和4年産の生育状況・販売情報はHP「お知らせ」及び公式Twitterで随時お知らせいたします。
令和4年産ところピンクにんにくもよろしくお願いいたします。