【JAところ通信】ところピンクにんにくGI登録を北海道知事・副知事に報告しました

常呂町農業協同組合(JAところ)は令和4年5月30日北海道庁を訪問し、「ところピンクにんにく」が地理的表示(GI)保護制度に登録されたことを鈴木直道北海道知事・土屋俊亮副知事に報告しました。
鈴木知事からは「この度は登録おめでとうございます。夕張市長時代にGI制度が始まり『夕張メロン』が1号となった思い出があります。国の登録制度を活用して国際的な販路拡大に繋げてください」と激励の言葉をいただきました。
懇談の中で土屋副知事からお祝いの言葉を頂戴するとともに「ところピンクにんにくの歴史は古く、今は新しい展開で進んでいると聞いています。美味しさだけではなく機能性も含め栄養豊富であることは『ピンク種』ならではの魅力だと思います。常呂町の子供たちが食育授業でところピンクにんにく栽培の一端を体験するのも特徴。常呂はカーリングの相乗効果もあるので、この度のGI登録によって輸出拡大にも取り組んでいただければと思います」と今後の展望に期待を寄せました。

また、辻?直孝北見市長は「今回の登録は北見市・常呂にとっても大きな誇り。「常呂」という地名と地域産品である「にんにく」が絡み合った『ところピンクにんにく』を、世界に発信できる土台づくりに尽力していきたい」と話し、地域の行政と農協・生産者との連帯を示しました。

川上和則組合長と常呂町にんにく耕作者部会の山内英之部会長は、登録に際して関係者各位からの篤い支援に謝辞を述べ、「GI登録によって知名度が上昇したので、少しでも多くの消費者の皆さんに食べていただけるよう、生産者一丸となって努力していく所存です。今後とも栽培面積と生産者を増やし、ところピンクにんにくを末永く守っていけるよう頑張りたいと思います」と述べました。

(左から) 船橋賢二道議、小野寺俊幸会長、山内英之部会長、鈴木直道道知事、川上和則組合長、辻?直孝北見市長 鈴木知事が手にしているのはところピンクにんにくのミニチュアボックス

土屋俊亮副知事(中央)

ところピンクにんにくを手にする土屋副知事

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◆ところピンクにんにくinformation◆

ところピンクにんにくは、9月下旬ころから10月上旬にかけて播種(はしゅ)を行い、冬は土壌凍結とともに休眠状態となり、寒冷な気温や寒風に萌芽を直接晒すことなく雪解け後の春に萌芽します。越冬するために蓄えた栄養成分が、ところピンクにんにく最大の特徴である風味や香りの強さ、生で食した時のピリリとした強い辛みの元となっています。

収穫期は7月半ばころ、乾燥や選別作業を経て、9月頃から販売を行います。

令和3年産のところピンクにんにくは大好評により完売となり販売を終了しております。令和4年産の生育状況・販売情報はHP「お知らせ」及び公式Twitterで随時お知らせいたします。

令和4年産ところピンクにんにくもよろしくお願いいたします。