【JAところ通信】ところピンクにんにくGI登録記念式典・祝賀会を行いました

常呂町農業協同組合(JAところ)は令和4年8月26日、ところピンクにんにく地理的表示(GI)保護制度登録 記念式典・祝賀会」を行い、来賓・ところピンクにんにく生産者が出席しました。

式典の開催にあたりJAところの川上和則組合長は「ところピンクにんにくはこの度のGI登録によって、先人たちから受け継がれてきた大切な種と栽培ノウハウを守り、地域の宝として次世代へと受け継ぐ基盤をより強固なものにすることができた」とし、9月5日から販売を開始する令和4年産ところピンクにんにくについて、「GI登録を機に、多くのメディアにも取り上げられるようになり、販売開始を待つたくさんの消費者からの問い合わせや予約の申し込みが相次いでいる。そのような期待に応え、ところピンクにんにくの生産維持と品質の向上、そしてGI産品を持つ組織としての誇りを持ちブランド価値を盤石なものへと導けるよう、生産者・JAが一丸となって取り組んで参る所存です」と決意を述べました。

(左)川上和則組合長 (右上段から)武部新衆議院議員、船橋賢二北海道議会議員、 辻?直孝北見市長

次いで来賓を代表して3氏から祝辞を賜りました。武部新衆議院議員は「GI制度は日本の農産物を守り付加価値を高める取り組み。農林水産副大臣時代に地元オホーツクの農産物が登録され感慨深い思い。ところピンクにんにくは生産者の皆さんが家族で工夫し、知恵を出し合って努力してきた作物であるから、GI登録となったことを契機として、多方面へと売り出す応援をしていきたい」と祝辞をいただきました。

船橋賢二北海道議会議員は「先人の思いを受け継いで多くの皆さんと実現してきたこと。私も生産者・JAの一職員のようにうれしく思う。北海道に、世界に誇れる産品があると発信し、ところピンクにんにくが北海道農業に刺激を与えてほしい」と祝辞をいただきました。

辻?直孝北見市長からは「加工品の開発などにも取り組んでおり地域産業の活性化に寄与している。地域の産品を守り、北見市・常呂町の発展につなげてほしい」と、今後の取り組みを期待し激励する祝辞をいただきました。

JAところから生産者組織である常呂町にんにく耕作者部会の前部会長の森澤正太氏と現部会長の山内英之氏に「ところピンクにんにくの振興に尽力した」として感謝状を贈呈しました。

(左から)山内英之 部会長、森澤正太 前部会長

東一川崎中央青果株式会社 顧問 岡田 公成 氏

式典の記念講演では、「ところピンクにんにくに思うこと」と題し、ところピンクにんにくの取り扱いを行っている東一川崎中央青果株式会社顧問の岡田公成氏に登壇いただきました。岡田氏は講演の中で「生産する担い手と、郷土の歴史・文化が絡み合った産品。生産者の皆さんが潤うことで産品がより育っていく。販売面で皆さんの努力にこたえられるよう、応援していきたい」と生産者を励ましました。

続く祝宴では「ところピンクにんにく」をふんだんに使った料理を提供し、「ところピンクにんにくの強い風味があり、パンチが効いた味」と口々に評判が上がり、盛会のうちに式典・祝賀会が終了しました。

◆ところピンクにんにくinformation◆

ところピンクにんにくは、9月下旬ころから10月上旬にかけて播種(はしゅ)を行い、冬は土壌凍結とともに休眠状態となり、寒冷な気温や寒風に萌芽を直接晒すことなく雪解け後の春に萌芽します。越冬するために蓄えた栄養成分が、ところピンクにんにく最大の特徴である風味や香りの強さ、生で食した時のピリリとした強い辛みの元となっています。調理例はこちらから

ところピンクにんにくは、JAところが定める生産管理体制によって栽培し、品質・規格等の審査を経て販売しています。また、ところピンクにんにくは「青果」としてのみ販売し種子の販売は一切行っておりません。また栽培に関するお問い合わせにはお答えしかねますのでご承知おきくださいますようお願い申し上げます。

令和4年産ところピンクにんにくもよろしくお願いいたします。

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